【新華社東京7月17日】日本銀行(中央銀行)は15日、2日間の金融政策決定会合を終えた後、「経済・物価情勢の展望」(展望レポート)を発表し、日本の2015年度(同年4月1日から開始)経済成長予測を従来の2%から1.7%に下方修正した。その理由は、グローバル経済の復興の勢いが脆弱な背景のもとで、日本の輸出と工業生産額がいずれも減少しているためだ。
データによると、季節的な調整を行なった後、5月の日本の工業生産額は前月比で2.1%減少した。円安による影響を除いても、5月の日本の輸出額は前月比で5%減少している。日本銀行のこの2つの指標に対する基本的な評価は、比較的慎重な表現を使用しており、「やや変動はあるが、上昇しつつある」と受け止めている。
一方で、日本銀行はこれより先の2016年度と2017年度の経済成長予測を維持し、日本経済の成長率は2016年度に1.5%上昇し、2017年に0.2%上昇すると予測し、本国経済は「持続的に上向きになり、復興する」という基本的判断を維持している。
日本銀行はまた、本国の消費者物価指数(CPI)は本年度に0.7%上昇し、2016年度の上昇率は1.9%に達すると予測し、 同行が設定した2%のインフレ目標と4月の予測を下回っている。一方で、日本銀行は現時点で、1年間に買い入れる資産を80兆円とする金融缓和政策を調整していない。
(新華網日本語)
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