2015年7月9日、韓国・亜洲経済(中国語電子版)は、韓国・ソウル市内の公共建築物でマグニチュード(M)5.5~6.5クラスの地震に耐えられるのはわずか3割ほどしかないと報じた。
ソウル市は9日、2009年以前に建てられた公共建築物1005棟のうち、耐震設計されているのは307棟(30.5%)だと明らかにした。約7割(698棟)は大地震に耐えられないということになる。
耐震設計されているのは、1988年以前に建てられた289棟ではわずか23棟(7.7%)、89~05年でも580棟中167棟(28.8%)しかない。06~09年は127棟中117棟(92.1%)だ。
韓国では1988年になって耐震設計規定が建築法に加えられた。2005年からは、3階以上や総面積が1000平方メートル以上の建物を新築する際、必ず耐震設計をするよう規定された。
1926年に建てられたソウル図書館(旧市庁舎)は、2012年の改築時に補強されている。
(新華網日本語)
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