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衛材(中国)の大瀬善之董事長:中国人社員を十分に信頼することが中国での長期発展の生存の道
jp.xinhuanet.com | 発表時間 2015-07-06 17:30:38 | 新華網日本語 | 編集: 郭丹

   

 新華網劉加文副編集長(右)と衛材(中国)薬業有限公司大瀬善之董事長(中)、馮艶輝総経理(左)と会見した。(撮影:徐昕)

   【新華社北京7月6日】(記者 郭丹 彭純)日本のエーザイ株式会社(本社:東京都)の中国子会社である衛材(中国)薬業有限公司の大瀬善之董事長と馮艶輝総経理は近頃、新華網の取材を受けた際に、衛材(中国)薬業の中国「現地化」経営路線について語った。

   大瀬善之董事長の説明によると、衛材と中国の交流は長期に及ぶ。衛材は早くも中日国交回復前の1971年に、日本国内で中国の国旗を掲げ、中国の北京大学医学部の客人を歓迎していたが、本格的に中国市場への参入を始めたのは1991年のことだった。大瀬善之董事長はこの24年間にわたって中国での業務が順調に発展した要因として、主に次の2つの点が挙げられると指摘した。それは徹底した「現地化経営管理」理念、及び中国に根ざして展開するCSR(企業の社会的責任)関連活動だ。

   管理者層の権限を委ね、中国人社員に中心的役割を果たさせ

   大瀬善之董事長は、次のように述べた。中国にある一部の日系企業は依然として、「日本人社員が管理者になり、中国人社員が業務を担当する」管理モデルを採用するかもしれない。これと対照的に、衛材(中国)の管理者層は大多数が中国人社員だが、これは同公司が早期から「現地化経営」の管理体系を推進してきた方針と切り離せない。大瀬善之董事長は「皆さんが今、ご覧になったように、衛材(中国)の総経理は、若手で手腕のある馮艶輝女史です。私たちは中国人社員とより良い信頼関係を確立し、業務展開により有利な環境を作り上げてはじめて、中国人社員に企業理念への理解の基に、現地で迅速に業務を展開し、真の意味での『現地化』を実現させます。」と強調した。

   人を爱すればその人に关系ある物すべてを爱するようになる、社員が幸福になってはじめて他者を愛することができる

   大瀬善之董事長は、中国での経営における最大の心得は、社員が幸福な生活を送ってはじめて、その幸福感を社会に還元できると認識している。大瀬董事長は「中国で長期にわたり業務を展開してきたが、衛材(中国)の社員が衛材をとても愛し、衛材を自分の会社とみなし、誇りを持って勤務していることに最も誇りを感じています。私はこれを私の仕事の最大の成果だと考えています。私たちがCSRについて語っても、社員自身が幸福を感じていなければ、社員が患者に還元し、社会に還元することができない。このため、社員の幸福感が最上位で、幸福感に満ちた社員こそが社会に還元する活動を展開できます。」と述べた。

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