新華社記者 姚大偉 撮
【新華社ブリュッセル6月30日】国務院の李克強総理は現地時間29日午後、ブリュッセルで欧州委員会のユンカー委員長とともに中国・欧州工商サミットに出席し、基調講演を行った。
李克強総理は次のように指摘した。習近平主席は昨年、成功裏に欧州を訪問し、双方は「平和、成長、改革、文明」の4大パートナーシップの共同構築について重要な共通認識に達した。新情勢に対し、中国と欧州の指導者は高所に立って全体を眺め、堅実な足取りで、双方の政治と相互信頼の基盤をより一層、強固にして、引き続きそれぞれの発展を機会として互いに見なす必要がある。グローバル経済の深層からの調整と下押しの重圧に対しては、実体経済に立脚し、国内で構造改革を推進し、対外では国際的な生産能力提携を強化し、利益の合流点を絶えず拡大し、協力して発展する新しいモデルを築き上げなければならない。中国と欧州は世界の2大重要経済体として、手を携え、国際的な生産能力提携を共同で推進する責任がある。
第一に、中国側は欧州の戦略的投資計画とリンクし、インフラの共同建設において突破することを希望している。
第二に、中国と欧州の双方は、設備製造に重点を置き、第三者との協力において突破できる。
第三に、我々は産業投資ニーズに対応し、金融協力で突破しなければならない。
第四に、貿易投資の自由化レベルの向上で突破する。
ユンカー委員長は次のように述べた。中国はEUの最も重要な貿易パートナーの一つで、双方の相互依存は絶えず強まっており、強力で信頼できる提携パートナーと言える。現在の国際的な金融危機から脱却し、世界的な試練と向き合うためには、欧州と中国がより強力な互恵互利の協力パートナーシップを確立する必要がある。欧州側は中国の経済戦略と施策に十分に関心を示し、中国と手を携えて相互接続とインフラ建設方面の協力を強化する願いがあり、中国企業の欧州での投資を歓迎する。欧州側は中国側の排出削減で努力する姿勢に敬服しており、双方はこの分野で潜在力を発掘し、協力を深化させることができる。
(新華網日本語)
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