【新華社ソウル6月24日】メディアに姿を現すことのほとんどなかった三星(サムスン)電子の李在鎔(イ・ジェヨン)副会長が23日、ソウルにある本社で、三星ソウル病院の管理の不備により中東呼吸器症候群(MERS)ウィルスの拡散をもたらしたことについて、国民に公の場で頭を下げ謝罪した。
李在鎔副会長は「三星ソウル病院のウィルスへの管理不足により、国民に極めて大きな苦しみや面倒をもたらしてしまい、私はこの場で頭を下げて謝罪いたします。」と述べ、特に既に亡くなった患者の家族や現在治療中の患者、およびに隔離されて行動の不自由な国民に対し深く謝罪の意を表すと述べた。
韓国で最大規模の病院の一つである三星ソウル病院は、京畿道平澤(ピョンテク)の聖母病院以外のもう一つの大きなウィルスの「被災地」で、MERSと確実に診断された半数近い患者が当院で感染したという。韓国メディアの報道によると、三星ソウル病院の管理不届きにより、ウィルスの拡大防止に大きな手抜かりが生じ、当病院の急診室を感染源とするウィルスの「二度の突発的な状況」を作り上げたとのことだ。
李在鎔副会長は、当グループはあらゆる措置を講じて患者に全力で応急治療を施し、政府の仕事を支援し、ウィルス発生のできるだけ早い終結に力を注ぎ、また三星ソウル病院でのウイルス拡散の原因を徹底的に調査して、今後はこのような事件の発生を根絶するようにしてゆくと述べている。
(新華網日本語)
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