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安倍首相が教師に批判される、その真偽は
jp.xinhuanet.com | 発表時間 09:44:25 | | 編集: 薛天依

   【痛烈な風刺】

   そのような内容が投稿された経緯は次の通りだ。

   日本の国会で5月20日に開かれた党首討論で、日本共産党の志位和夫委員長が『ポツダム宣言』第6条、第8条の内容を再び読み上げ、安倍首相が『ポツダム宣言』を認めるかどうかを質問した。安倍首相は次のように回答した。「この『ポツダム宣言』をですね、われわれは受諾をし、そして敗戦となったわけでございます。そして今、私もつまびらかに承知をしているわけでございませんが、『ポツダム宣言』の中にあった連合国側の理解、たとえば「日本が世界征服を企んでいた」ということ等も、今ご紹介になられました。私はまだ、その部分をつまびらかに読んでおりませんので、承知はしておりませんから、今ここで直ちにそれに対して論評することは差し控えたいと思います。」安倍首相のこの回答に会場はざわめいた。

   ブログの作者は記事で安倍首相を次のように風刺している。もしも安倍首相が日本の国会ではなく、米国議会でそのように発言したならば、「おそらくは、議会の空気が凍り付いただろう。そして、その瞬間に日米関係に亀裂が走ったことだろう。」「私の周囲では、これが今年の流行語大賞の有力候補と騒ぐ者が多い。首相の無知、或いは不誠実が物笑いのタネになっている。」

   【弁護士による行為】

   ブログ文章が公開されると、多くの人々はブログ文章の作者、澤藤統一郎氏が安倍首相の本当の高校の歴史の先生だと思い込んでしまった。「澤藤さんは弁護士になる前に高校で教鞭をとっていた?」「澤藤さんは本当に安倍首相を教えたことがあったの?」類似した問題はネットでは珍しくない。

   事実上、これは澤藤統一郎氏が安倍首相の先生の口調で書いた風刺文にすぎない。

   澤藤氏は有名な弁護士で、1943年に日本・盛岡で生まれ、1971年に弁護士となった、日本の平和憲法の堅固な擁護者だ。澤藤氏はブログの紹介の中で「物事をわきまえて以来、日本国憲法(平和憲法)があり、大地や太陽、水、風そして日本国憲法が私を大人に育ててくれた……まさに私が憲法改正に危機感を抱いたことから、毎日書き続けている。」と記している。

   澤藤氏は25日に再びブログに文章を投稿し、安倍首相を痛烈に批判した文章についてこのように説明している。「もし私が本当に安倍首相を教えたことがあったら、私はきっと穴があれば入りたいほど恥ずかしかっただろう。あまりにも恥ずかしくて、公の場に文章を投稿することはなかったに違いない。私が文章の中で作り上げた教師のイメージは戦後日本の民主主義の代表者で、このような理念は必ず伝承してゆかねばならない。」

   こちらの「本当の弁護士、ニセ先生」の評価に対し、安倍首相本人はまだ論じていないという。

(新華網日本語)  

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