【新華社サンティアゴ5月22日】チリのバチェレ大統領は19日、チリ政府はチリ・中国関係の発展の現状を高く評価し、両国関係は非常に積極的で効果に富んだものだとの見解を示した。
国務院の李克強総理がまもなくチリを公式訪問するにあたり、バチェレ大統領は大統領府で新華社記者の取材に応じた。バチェレ大統領は、2006年に両国の自由貿易協定が実施されてからの9年間に、中国はすでにチリの最大の貿易パートナーになっている。双方は、議会間の政治対話メカニズムや経済協力および戦略・協調の対話メカニズムも確立していると語った。
バチェレ大統領は、目下中国・チリ両国の経済貿易関係は良好だ。現在チリ中央銀行と中国人民銀行が通貨スワップについて交渉を行い、また進展を得ていることは、人民元の国際化に有利になるものとみなしている。
昨年の北京APEC(アジア太平洋経済協力)首脳会議では中国の提唱が可決され、アジア太平洋自由貿易区プロセスのスタートが決定された。バチェレ大統領は、APECで合意に達した自由貿易協定は大、中、小規模国に有利で、これは一つの正しい道だとみなしている。
習近平主席が昨年ブラジルでラテンアメリカやカリブ諸国の指導者と会談した際、ラテンアメリカやカリブ地域と手を携えて共に進む運命共同体の構築に努めることを提起している。これに対し、バチェレ大統領は「私は運命、財産、繁栄が共有できると信じている。我々は、習近平主席の提唱が我々人類を一つの運命共同体、一つの地域の運命共同体へ踏み出させることができると考えている。我々はそれを非常に重要な同盟且つ積極的なパートナーだとみなしている。」と表明している。
バチェレ大統領は最後に、チリと中国の45年におよぶ外交関係は一種の友情と協力に満ちた関係だといえる。チリはこの道に沿って歩み続け、両国の政治や経済貿易関係を引き続き強化し且つ深め、両国人民の共通認識を拡大してゆきたいとの見解を示した。バチェレ大統領はまた、ますます多くの中国人観光客がチリへ観光旅行に訪れてくれるのを望んでいる。
(新華網日本語)
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