【新華社北京5月20日】ジョージ・ヘイン駐中国チリ大使はこのほど、新華社記者の取材を受けた際に、中国国務院の李克強総理が近く、チリを正式訪問することは、両国関係の発展の新しい起点になると述べた。 ヘイン大使は、李克強総理の初のチリ訪問について、次のように説明した。チリ側は訪問の成果に高い期待を寄せており、今回の訪問が2014年に習近平主席とチリのバチェレット大統領が会談を行った際に、二国間関係の発展の推進で達した共通認識を着実に実行し、二国間関係の発展の積極的な勢いを維持し、二国間関係において新しい進展を推進することを希望する。
ヘイン大使は中国とチリの関係は、大変、良好な時期にあると称し、「チリは中国と初めて自由貿易協定に調印した南米の国で、2005年に二国間自由貿易協定に調印して以降、中国とチリの貿易規模は5倍を増加した。中国はチリにとって世界最大の貿易相手国であり、チリは中国のラテンアメリカ諸国で3番目の貿易相手国となっている。将来に向けて、我々は投資と金融協力において両国の経済貿易協力が大きな成果をもたらすことを希望する。」とヘイン大使は語った。
中国経済の「新常態」における改革とモデル転換が深化し、国際市場の一次製品の価格が下落するにつれて、中国への一次製品の輸出を軸とする米州諸国が影響を受けた。ヘイン大使は次のように指摘した。これは中国経済の改革と発展のプロセスの一環であり、このカギとなる時期を捉え、中国とチリ、中国とラテンアメリカ諸国の関係を二国間協力の第二段階に進めなければならない。即ち、中国の投資がラテンアメリカ経済の発展において発揮できるような作用を促進し、工業、農業、インフラ建設、新エネルギー、鉱業などの分野の協力を大いに発展させる方針だ。これらの業界において一次製品の貿易の低迷を補い、二国間関係の活力と勢いを維持する。
(新華網日本語)
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