ロシア、ベラルーシ、カザフスタンは欧州・アジア地域の重要な国家で、いずれも対中関係の発展を外交の優先方向とみなしている。中国は3国との政治的相互信頼のレベルが高く、互いの核心的利益や重大な関心について支持し合っており、国際問題への見方が非常に一致し、また多国間メカニズムや国際舞台での協力が絶えず深まっている。
ロシア科学院極東研究所の副所長、オストロフスキー氏は、政治的協力がハイレベルであるのに比べ、ロ中の金融、投資といった分野での実務協力にはまだ莫大な向上の余地があるとみなしている。
ベラルーシの各界は中国の国家元首による14年ぶりの初訪問に熱く期待している。「習主席の今回の画期的な訪問は、中国とベラルーシの協力に力強い原動力を注ぎ込むでしょう。」とブリア駐中国ベラルーシ大使は語っている。
発展をドッキングさせ 共に福祉をはかる
2013年9月、習主席がカザフスタンを訪問した際シルクロード経済ベルトの共同建築について初めて提起した。1年余りに渡り、この提案は沿線諸国からますます多くの積極的な応答を得ている。ロシア、ベラルーシ、カザフスタンはシルクロード経済ベルト建設の重要なパートナーで、ロシアのプーチン大統領やベラルーシのルカシェンコ大統領およびカザフスタンのナザルバエフ大統領はいずれもこの構想への支持を明確に示している。
ロシアとカザフスタンはアジアインフラ投資銀行(AIIB)にすでに加盟している。中国とベラルーシは2014年にシルクロード経済ベルトの共同建設に関する協力議定書に調印している。中国社会科学院のロシア問題専門家、孫壮志氏は、シルクロード経済ベルトの建設は中国と3国との協力の深化にとっての新たな契機であり、地域経済協力にも新たな様相をもたらし、これらの協力に、互恵的・戦略的性質を一層備えさせる見通しだと述べた。
一つの開放的な幅広い経済協力のプラットフォームとして、シルクロード経済ベルトは欧州とアジアの経済連合とアジア太平洋経済圏をつなぐ架け橋となり、欧州・アジア経済の一体化のプロセスに新たな活力を注ぎ込むだろう。
(新華網日本語)
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