北京・天津・河北省の共同発展(一体化構想)は、国内発展戦略において欠かせないプロジェクトになっている。習近平国家主席が2014年2月26日に提起したこの発展戦略は、今年の政府工作報告でも、「一帯一路」を謳った長江経済ベルトと並ぶ三大経済ベルト戦略の1つに挙げられている。
しかしこの一体化構想での利益調整は広範囲に及び、基本構想設計は予想以上に困難を伴っている。計画綱要はすでに十数回変更されており、いまだ論議が終わっていない。報道によると、中央財経幹部グループによる第9回会議の審議研究結果である「北京 天津 河北省共同発展計画綱要」がまもなく発表される。
情報筋によれば、一体化構想における発展の基本原則は、すでに2月10日、習近平氏主宰による中央財経幹部グループ第9回会議で基本的に確定している。