ヴァン・フェルズスラム氏は仏像は現在、アムステルダムに運ばれ、コレクターが保管していると述べた。ヴァン・フェルズスラム氏はまた、コレクターは現在、2つの事を望んでいる。一つは世論が冷静になること、二つは仏像の本当の身分を明らかにすることを期待している。仏像の身分に関する最も重要な疑問点は、コレクターが証言するオランダで仏像を初めて見た日が中国側が仏像が盗まれたと主張する日よりも早いことだ。
ヴァン・フェルズスラム氏は、福建省の村民、中国文物管理部門、又は中国のその他のいかなる関係政府部門がより多くの盗まれた仏像に関する情報を提供できる場合は、詳細な文書を通じてドレンテ博物館を中介として、中国側と仏像のコレクターとの間の連絡に協力し、より深い確認と商談を開始することが望ましい、と述べた。
3日前に「肉身仏像」保有者のスポークスマンが新華社ハーグ支社に送付した声明は、メディア報道が現在、ネガティブな内容に変わりつつある点を考慮し、コレクターが借し出した仏像を回収することを決め、博物館の巡回展に出展しない意向を表明している。声明は仏像の所有権をめぐる紛争については提起しておらず、仏像に関する科学研究を継続的に行うと記載している。
声明はまた、仏像の「所有者」は1996年にこの仏像を取得し、ある仏像の「所有者」が1994年末から1995年初めに香港で「一人の誠意のある中国人芸術家の友人」の手からこの仏像を獲得し、1995年にこの仏像を香港の作業室からアムステルダムの住まいに移したと記述している。声明にはいかなる関係証明書類も添付されていない。
(新華網日本語)
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