【新華社北京3月23日】22日に開幕した中国発展ハイレベルフォーラム2015年度年次総会で、アジアインフラ投資銀行(AIIB)多国間臨時事務局の金立群秘書長は、AIIBの核心理念は着実励行・廉潔・エコロジーで、腐敗に対しゼロ容認の態度を実行し、またグリーン経済と低炭素経済の発展に力を入れてゆくと述べた。
「AIIBは、時代の特徴をはっきりと備えた多国間開発金融機関です。」金立群秘書長は挨拶で、中国側がAIIBの設立を提唱した目的は、アジア地域のインフラ融資需要における巨大な客観的ニーズをできるだけ満足させるためで、それによりアジア地域の協力と多国間のウィンウィンへの行動を促進させることだと述べている。
アジア開発銀行の推計によると、今から2020年までの間に、アジア地域の毎年のインフラ投資需要は7300億ドルに達するという。「現在の世界銀行やアジア開発銀行などの国際多国間機関ではこの資金のニーズを満たす方法がないのです。」
金立群秘書長は次のように述べた。先ごろ英国はAIIBへの加盟申請を発表し、AIIBの意向創始メンバー国の中で初めての西側大国になった。その後、ドイツ、フランス、イタリア、ルクセンブルク、スイスといった国々もみな申請を提出している。今月末は、創始国申請の締め切りでもあり、 AIIBの意向創始メンバー国の数が最終的には35カ国を超える見通しだ。
西側の注目するAIIBの今後の運営基準や保障政策などの問題に対し、金立群秘書長は次のように述べた。AIIBの核心理念は着実励行・廉潔・エコロジーだ。AIIBは高度に合理化された機関で、専門スタッフは世界中から招聘され、機関の停滞を断固として根絶している。腐敗に対しゼロ容認の態度を実行し、グリーン経済と低炭素経済の発展に力を入れて、人類と自然の調和・共存を実現してゆく。
また、金立群秘書長は、AIIBはすべての加盟国が力を合わせて共に創り上げた新型の多国間金融機関で、各加盟国の利益を広く代表し、現在の多国間発展機関のすばらしいやり方や経験を十分に参考にし、またこの基礎の上で、ある程度の革新をしてゆくだろうと表明している。
「国際機関として、私たちはアジア地域におけるすべての発展途上国の発展と利益を重視し、北米、欧州および他の地域の金融機関や投資家と共に協力し、アジア地域の発展の豊かな収穫を共有するのを歓迎します。」と、金立群秘書長は表明した。AIIBは永遠に公開かつ透明、包容的な国際機関なのだ。
(新華網日本語)
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