:
中国人の海外不動産投資額、14年は1兆2000億円に
jp.xinhuanet.com | 発表時間 09:08:05 | | 編集: 王珊寧

  2015年3月4日、米系不動産情報サービス大手CBREが今月2日に発表した統計によると、昨年のアジアの投資家の海外不動産に対する投資額は前年比23%増の400億ドル(約4兆7900億円)に達し、過去最高額となった。なかでも、中国本土の投資家の同投資額は前年比25%増の101億ドル(約1兆2100億円)に達し、シンガポールに次ぐアジア2位となった。3位は香港。国際商報が報じた。

  投資額を引き上げているのは、続々と出現する中国の保険会社(前年比100%増)や不動産会社(前年比310%増)、さらに台湾の不動産会社などの新しい投資家だ。

  投資家の投資戦略の変化に伴い、近年投資先にも変化が生じている。2013年、海外投資の60%が、世界の5地域に集中していたものの、14年にはその5地域の割合が39%にまで低下した。そして、フランスのパリや米国のロサンゼルス、サンフランシスコ、ワシントンなどが、新たな投資先となっている。

  統計によると、アジアの投資家は、投資先の多様化を求めており、ホテルや産業用不動産が人気となっている。しかし、主流は依然としてオフィスビルだ。アジアの投資家に人気なのはEMEA(ヨーロッパ、中東、アフリカ)で、投資額は前年と並ぶ137億ドル(約1兆6400億円)だった。その他、投資額が増加している地域は、米国(前年比20%増)、環太平洋地域(前年比33%増)、アジア内部地域(前年比58%増)などだった。アジアだけを見ると最も主要な投資先は日本で、次が中国となっている。

  (人民網日本語版)

推薦記事: 

年内に中国大陸と香港、マカオのサービス貿易自由化

駐外国の大使(領事)館経済商業機関活動会議が開催され

010020030360000000000000011100381340512341