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中国・カザフスタン物流基地、連雲港からアルマトイへの列車を開通
jp.xinhuanet.com | 発表時間 11:28:43 | | 編集: 呉寒氷

 【新華社南京2月27日】25日午前、中央アジアへ向かう中国・カザフスタン列車の始発が中国・カザフスタン(連雲港)物流基地鉄道専用線でゆっくりと発車した。12日後に、この列車は目的地、カザフスタンのアルマトイに到着する予定。列車の正式な開通は、シルクロード経済ベルトの建設や東方と西方双方向における開放の橋頭堡(きょうとうほ)構築のために堅固な基礎を打ち立てる見通しだ。

 中国・カザフスタン物流国際有限公司の劉斌社長の紹介によると、列車開通後、毎週2列車が中国・カザフスタン物流基地から出発し、コルガス(霍爾果斯)を経て軌道を変えてカザフスタン・アルマトイへと向かう。西行きの列車1台はおよそ50両編成で、約100個の20フィートコンテナの貨物を輸送し、主に華南、東南アジアおよび日韓から中央アジアへ運ばれる医療用品、自動車部品、日用品や電子製品などが含まれる。また平均毎週2列車がアルマトイから連雲港へ回送もされており、輸送貨物は主に鉄合金、カリ肥料、小麦などが含まれるという。

 劉斌社長は、列車が開通し、また連雲港が港に位置するという便利が加わったことにより、貨物はまず船で物流基地へ運び、それから列車で大陸棚を通過し直接中央アジアまで運ぶことができるので、輸送と時間のコストが大幅に下がるだろうと表明している。

 連雲港港口集団の白力群会長は、列車の開通は、新ユーラシア大陸橋の製品輸送における競争優位の強化に有利で、国際輸送大通路の建設を強固とさせ、総合輸送システムの基礎を完備させ、地域経済の共同発展、特に中央アジアや上海協力機構(SCO)加盟国との間のコネクティビティの向上のためにより良いサービスを行ってゆくと表明している。

 楊省世連雲港市党委員会書記は次のように表明した。2014年には、中国とカザフスタン共和国の国際物流協力プロジェクトが連雲港で完成し使用開始され、「一带一路(シルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロード)」の初の実体的プロジェクトとなった。そして今回の中国・カザフスタン物流基地が開通させた列車が、中国とカザフスタンの協力のため輸送時間が短く、経営コストが低く、市場競争力の強い新通路を開いたことは、シルクロード経済ベルトの沿線諸国の産業、経済、物流などの方面における踏み込んだ融合・交流の推進に対し、積極的な役割を備える見通しだ。

(新華網日本語)

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