【新華社東京2月16日】日本のメディアは15日、南アフリカの駐日大使が近ごろ抗議文を送り日本の右翼メディア『産経新聞』が記事を掲載して、人種隔離政策を美化したことに抗議したと報じた。
『毎日新聞』の報道によると、『産経新聞』は11日に右翼作家、曽野綾子氏による外来移民の受け入れに関するコラムを掲載した。曽野綾子氏はコラムで、「当時南アフリカが白人と黒人を分けて住まわせるやり方を実施したことはとても良く、日本は参考に値する」と書いている。
これについて、南アフリカのペコ駐日大使は『産経新聞』に抗議文を送付し抗議した。ペコ駐日大使は、人種隔離は人道に対する犯罪で、人種隔離政策への美化は一種の恥ずべき言行で、法人「アフリカ日本協議会」も、産経新聞社と曽野氏に抗議文を送って抗議しており、『産経新聞』にコラムを撤回し、南アフリカ人民に謝罪するよう求めると指摘している。
安倍晋三首相が政権の座に返り咲いてから、『産経新聞』は慰安婦、南京大虐殺などの歴史問題で植民地や侵略の歴史を美化・歪曲してきた世論界の急先鋒になっている。曽野綾子氏は安倍首相との関係が緊密で、かつて安倍首相の政策顧問を務めたことがあるという。
(新華網日本語)
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