【新華社ローマ2月4日】イタリアのメディアは2日、消防士が1ヶ月前に火災を起こしたフェリー「ノーマン・アトランティック」号で焼け焦げた遺体一体を見つけたと報じた。
イタリア紙『アル・グムフリア』は、消防士が船の格納庫内部を検査中にこの遺体を発見し、また遺体をフェリーのあるブリンディジ港から付近の都市、バーリまで運んで死体検査を行ったと報じた。報道は、乗船者名簿のうち依然として18人が行方不明だが、実際の行方不明者数はまだ確認できていないと伝えている。
またアンサ通信社(ANSA)の報道によると、イタリア政府はこのフェリーの乗客には不法移住者が混ざっており、彼らが乗客名簿に登録されることはないことから、より多くの人が火災で死亡したものとみなしているという。
2014年12月28日、「ノーマン・アトランティック」号はギリシア西部パトラスを出発しイタリア中東部のアンコーナへ向かう途中、ギリシア・コルフ島付近の海域を通過した際突然火災を起こした。当時事故が起きた海域の風波はとても大きく、36時間の苦難に満ちた救援を経て、477人が無事救助された。事故ではすでに11人が死亡している。
(新華網日本語)
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