【新華社ジャカルタ1月8日】事故を起こしたエアアジア機の捜索、引き揚げ作業が7日大きな進展を得た。インドネシアは当日、墜落現場と見られる海域の海底で事故機尾部の残骸を発見し、船6隻がすでに関連海域へ向かい引き揚げ作業に備えており、犠牲者の遺体41体は引き揚げられたと発表した。
インドネシア国家捜索救助センターの担当者、Sulistyo氏は同日行われた記者会で次のように述べた。捜査員らが現地時間の7日朝、ソナー設備を通して、水深34メートル地点で長さ10メートル、幅5メートル、高さ3メートルの事故機との疑いのある残骸を発見した。その後、マルチビーム音響測深機システムを通してこの物体の形状だとよりはっきりと識別した。ダイバーが潜水後、赤い文字のある残骸の写真を近距離で撮影している。
Sulistyo氏は記者会見でダイバーの撮影した残骸の写真数枚を並べて見せ、またこの残骸こそが事故を起こしたエアアジア機の尾部だと確信し、「私たちは全力を尽くしてブラックボックスを捜索します」と表明した。
インドネシアの海洋開発を担当するインドロヨノ調整相はもう一つの記者会見で、現在すでに6隻の船が尾部の残骸の発見された地点から半径2カイリのエリアに向けて捜索作業を続け、関連の吊上げ設備も準備が整ったと表明している。
現在までに、犠牲者の遺体計41体が引き揚げられ、そのうち24体の身元が確認されたとのことだ。