7日、ココシリ索南達傑保護ステーションの野生動物救助センターで、パトロール隊に抱えられるチベットカモシカ。(ココシリ=新華社記者/張竜)
【新華社西寧7月9日】中国青海省ココシリ(可可西里)地区にある索南達傑(ソナムダジェ)保護ステーション野生動物救助センターは7日、救護していたチベットカモシカ5頭(雄3頭、雌2頭)を野生復帰させた。
チベットカモシカは国家1級重点保護動物に指定されている。世界自然遺産のココシリ地区に生息するチベットカモシカは1980年代、密猟により20万頭から2万頭足らずに激減していた。その後、長年にわたる各方面の保護活動により、同地区の個体数は現在、約7万頭まで回復した。