8日、「深海1号」エネルギーステーション。(海口=新華社記者/張建松)
【新華社海口6月11日】中国の海洋プラントメーカー、海洋石油工程が独自に開発、建造した10万トン級深海半潜水式の石油生産・貯蔵プラットフォーム「深海1号」エネルギーステーションが今月末、稼働することとなった。広東省や香港特別行政区、海南省などに年間30億立方メートルのガスを安定的に供給する。8日開かれた世界海洋デーおよび全国海洋宣伝デーの「深海1号」エネルギーステーションのテーマイベントで明らかになった。
同ステーションは、海南島から150キロ離れた南中国海瓊東南盆地の「深海1号」大型ガス田「陵水17-2」に位置する。これは中国が独自に運営する初の水深1500メートル級大型ガス田で、天然ガス埋蔵量が1千億立方メートルを超えることが明らかになっている。
「深海1号」エネルギーステーションは、同ガス田の開発に投入されており、現在、全設備の設置作業を終え、作業員が最終調整を行っている。