1日、パキスタンの首都イスラマバード郊外のヌール・カーン空軍基地で行われたワクチン引き渡し式典の様子。(イスラマバード=新華社記者/劉天)
【新華社イスラマバード2月3日】中国政府が初めて対外援助する新型コロナウイルスワクチンが1日、パキスタンの首都イスラマバード郊外のヌール・カーン空軍基地で同国に正式に引き渡された。
引き渡し式典に出席した同国のクレシ外相は、パキスタンは中国政府がワクチンを最初に援助した国であり、困難な時に再び支援の手を差し伸べてくれた中国政府と人民に感謝すると述べた。
中国の農融(のう・ゆう)駐パキスタン大使は、今年は両国の国交樹立70周年の年であり、中国は引き続き同国の新型コロナ感染予防・抑制や経済回復、社会発展のために力を尽くしていくと表明した。
同国ファイサル・スルタン国家保健サービス・国家行政・調整担当首相特別補佐官は同日、中国が支援したワクチンは最前線で働く医療スタッフに優先的に接種されると説明した。