道路の除雪作業をするマイタス防風雪応急基地の除雪車。(1月19日撮影、ウルムチ=新華社記者/胡虎虎)
【新華社ウルムチ2月2日】中国新疆ウイグル自治区北西部のタルバガタイ(塔城)地区ドルビルジン(額敏)県のマイタス(瑪依塔斯)は、地元交通の要衝となる一方、世界でもまれな暴風雪の災害多発地域としても知られる。8級(風速17・2~20・7メートル)以上の風が吹く日は年間180日に上り、猛吹雪により視界が遮られることで、冬季の道路交通に大きな影響を与えている。
2002年以降は暴風雪被害を防ぐための拠点「マイタス防風雪応急基地」が設けられ、主要幹線道路の除雪や救難活動を担っている。同基地が過去5年間に出動させた除雪車などの機材は累計5千台に上り、除雪した雪の量は9900万立方メートル余りに及ぶ。5300人余りを救助し、凍傷患者や死者は1人も出ていないという。