14日、旅客の中継・集散拠点として使われる中国国際展覧センター新館のW4館。(北京=新華社配信/陳鍾昊)
【新華社北京3月18日】中国北京市はこのほど、首都空港に到着する国際線と香港、マカオ、台湾地区からの旅客の一時隔離施設への中継・集散拠点として、中国国際展覧センター新館の利用を開始した。空港の検疫で発熱やせきなどの症状のない「低」リスクに分類された旅客の臨時集散地点として使われる。
海外と香港、マカオ、台湾地区からの旅客は目的地により北京市内と他省(自治区、直轄市)に分けられる。館内には北京市16区と各省市がそれぞれ臨時集散地点を設けており、目的地が北京市内であれば市内の集中観察施設で14日間の隔離観察を受ける。他省に向かう旅客は各省市が一括して輸送する。
中国国際展覧センター新館は首都空港から8キロの地点にあり、外部から独立していることから封鎖的管理ができる。今回使用されるのはW4館とE4館で、同センターの最北端に位置し、面積は計2万8千平方メートル。