2日、内モンゴル自治区巴林左旗の高齢者介護センターで、影絵芝居「大遼双星」を上演する影絵芝居研究協会の影絵使い。(赤峰=新華社記者/彭源)
【新華社赤峰8月8日】中国内モンゴル自治区赤峰市巴林(バイリン)左旗に伝わる影絵芝居は、河北省灤州(らんしゅう)市を起源とし、200年以上の歴史を誇る。伝承と変容の過程で、モンゴル族の文化や契丹(きったん)・遼文化を徐々に組み込んでいった。中原の農耕文化と草原の遊牧文化が融合した産物だ。ここ数年、無形文化遺産保護の取り組み強化に伴い、巴林左旗では影絵芝居研究協会が設立されるとともに、「大遼双星」や「遼太祖伝奇」などの新演目も制作され、地元の人々から好評を博している。「巴林左旗影絵芝居」は2011年、第3期国家級無形文化遺産リストに登録された。