【新華社南京９月２６日】中国の楊潔篪（よう・けつち）中国共産党中央政治局委員・中央外事工作委員会弁公室主任は２５日、江蘇省蘇州市で日本の谷内正太郎国家安全保障局長と共同議長を務め、中日第５回ハイレベル政治対話を行った。双方は戦略的意思疎通を強め、中日関係を正常な軌道に沿って持続的に健全かつ安定して前進、発展させることで合意した。
楊潔篪氏は次のように述べた。今年は中日平和友好条約締結４０周年である。習近平（しゅう・きんぺい）主席は先の東方経済フォーラムの期間中、安倍首相と会談し、中日関係の改善・発展で新たな重要な共通認識に達した。李克強総理は５月に招きに応じて成功裏に日本を訪問した。双方は両国関係が前向きに好転する方向に進んでいる動きを一層大切にし、守り、今後のハイレベル交流など各方面の取り組みを共同で計画、準備し、中日間の四つの政治文書で確立された諸原則と精神に確実に従い、中日関係が正常な発展軌道に沿って末永く安定して進むことを確実にしなければならない。
楊潔篪氏は次のように指摘した。双方は両国の平和友好協力の大方向をしっかりとらえ、正しい相互認知と戦略的相互信頼を一段と確立し、両国の互いに協力パートナーであり、互いに脅威とならないという基本的位置づけを明確にし、相互補完の優位性と潜在力空間を十分掘り起こし、経済・貿易協力の質的向上と高度化を推進しなければならない。両国の民間交流を強化し、両国民の友好的感情を絶えず増進する。アジアの平和、安定、発展、繁栄と国際的多国間協力を推進し、自由貿易と多国間主義を共に守り、国際秩序とグローバルガバナンス体系をより公正で合理的な方向に発展させる。
谷内氏は次のように述べた。現在、日中関係は持続的に改善し、安定して発展している。日本は中国と共に四つの政治文書を踏まえ、容易に得られないチャンスをとらえ、ハイレベル交流を強化し、政治面の相互信頼を固め、各分野の協力を深め、既存の国際秩序を共に守り、手を携えて地域および世界的挑戦（課題）に対応することを願っている。
双方はまた共に関心を寄せる国際・地域問題について意見を交換した。
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