【新華社貴陽７月３日】７月１日は中国共産党の建党節（建党記念日）であり、真夏にもかかわらず、各地の革命史跡で来場者が増えた。「紅色観光」（革命史跡を巡る観光）も、新しい要素を多く取り入れており、ＡＩ（人工知能）ガイドやゲーム、仮想現実（ＶＲ）などで観光客に没入型の体験を提供。革命関連の観光資源を活性化し、訪れた若者を歴史の「傍観者」から「参加者」に変えている。
総合旅行サイトの驢媽媽旅游網（Ｌｖｍａｍａ．ｃｏｍ）によると、「紅色観光」を好む顧客層は若年化しており、今年１～６月、同サイトを通して「紅色観光」をした人の平均年齢は３３歳で、１９８０年代～２０００年代生まれが３７・９％を占めた。
旅行情報を提供する馬蜂窩（Ｍａｆｅｎｇｗｏ）観光研究センター責任者の馮饒氏は、「紅色観光」が若い観光客の間でブームになっているのは、夏休みの家族旅行需要の増加と、最近の旅行商品が観光客の体験をより重視していることが理由と分析。浙江省嘉興市南湖や貴州省遵義市婁山関、江西省吉安市井崗山などは、革命史跡と自然の風景を組み合わせた一連の体験型商品を開発しており、観光客は歴史の舞台で、革命の文化を感じることができると述べた。
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