【新華社北京6月28日】中国国務院新聞弁公室は28日、「中国と世界貿易機関(WTO)」白書を発表した。
白書は、WTO加盟以降、中国が一貫して多国間貿易体制を揺るぎなく支持し、WTOの各業務に全面的に参加してきたと表明。WTOが発展途上国にさらに配慮するよう促し、一国主義と保護主義に反対し、多国間貿易体制の権威性と有効性を守り、各メンバーとともに、経済のグローバル化のプロセスにおいてWTOがさらに役割を発揮するよう推進してきたとしている。
白書によると、中国は加盟以降、貿易投資の自由化と利便化を前向きに推進し、ドーハ開発ラウンドの各議題に関する協議に全面的に参加し、2015年に「貿易円滑化協定」(TFA)を受託した16番目のWTO加盟国になった。
白書は、WTO貿易政策検討制度は多国間貿易体制の透明性向上の助けになり、中国は貿易政策の検討を非常に重視し、これまでWTOから6回の検討を受け、現在は7月の第7回貿易政策の検討に向け積極的に準備しているとした。
白書は次のように強調した。多国間貿易体制は世界経済の発展に順応する歴史的選択。WTOはルールを基礎に、開放、透明、包摂、非差別などの基本原則を提唱しており、世界的貿易問題の解決の主要ルートという立場は変わらない。中国は一国主義と保護主義に反対することを明確に表明している。平等協議、共同協力を堅持してこそ、ウィンウィンやより多くの利益の実現が可能になる。中国は協力強化、平等対話や協議、交渉を通じて国際貿易における問題を解決するよう提唱する。
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