(写真提供:外交部ウェブサイト)
在中国韓国大使館の崔泳杉(チェ・ヨンサム)公使はこのほど、韓朝対話が朝米対話の「先導者」となることを望むと述べた。韓国の聯合ニュースは、韓朝首脳会談は朝米首脳会談を促進する「先導的会談」となり、文大統領は朝米間の「調停者」としての役割を果たすだろうと指摘している。
関係各国は現在、半島非核化の実現という目標で一致しているが、実現の方法について朝米両国では明らかな相違がある。米国が「完全かつ検証可能で、不可逆的」な方法により「一括」で朝鮮の核問題を解決することを主張しているのに対し、朝鮮は「段階的に、並行して」措置を取ることを主張している。文在寅政権は朝米の仲介に注力し「一括かつ段階的」な解決方法を提起している。
▽いかにして朝米間の合意点を探し出すのが鍵になる
朝鮮は最近、韓米との接触の中で、半島の非核化実現の意向を何度も示している。文大統領は19日、韓朝および朝米首脳会談が「大きな枠組みにおいて非核化宣言を採択することは非常に難しいことではない」と述べた。トランプ米大統領も18日「金正恩氏と半島の非核化問題を協議する」と表明し、さらに「何か良いことが起こる」との見方を示した。
関係者の姿勢から見れば、朝韓首脳会談で朝鮮半島非核化に関する枠組協定が採択される可能性が高そうだ。
金大中(キム・デジュン)元大統領は2007年10月、平壌での会談から戻った盧大統領(当時)に対し「第1回韓朝首脳会談でまかれた種が根を張り、芽を出した。今後さらに豊かな実を結ぶことを願う」と述べた。
第1回朝韓首脳会談が和解の種をまき、第2回首脳会談が協力の根を張り、芽を出させた。第3回首脳会談によって朝鮮半島が平和という実を結ぶことを期待している。
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