【新華社博鰲4月10日】ボアオ・アジアフォーラム2018年年次総会は10日午前中国海南省博鰲(ボアオ)で開幕式を行った。中国の習近平国家主席が招きに応じて出席し、重要な基調演説を行い、その中で開放拡大について、中国は四つの重大な措置を講じると述べた。
第一に、市場参入規制を大幅に緩和する。サービス業特に金融業の面で、保険業種の開放プロセスを加速させ、外資金融機関の設立制限を緩和し、外資金融機関の中国での業務範囲を拡大し、内外金融市場の協力分野を開拓・拡大しなければならない。製造業の分野では、制限が残っているのは主に自動車、船舶、航空機などの少数の業種である。現在、これらの業種はすでに開放の基礎を備えており、次の段階では外資出資比率の制限特に自動車業種の外資制限を出来るだけ早く緩和しなければならない。
第二に、一層の魅力を備えた投資環境を築く。われわれは国際経済・貿易ルールとのドッキングを強化し、透明性を高め、財産権の保護を強化し、法に従って事を運ぶことを堅持し、競争を奨励し、独占に反対していく。今年3月、われわれは国家市場監督管理総局を新設し、さらに幾つかの新たなその他機構があり、既存の政府機構について大幅な見直しを行い、市場に資源配置の中で決定的役割を果たさせ、政府の役割をよりよく発揮するのを制約していた体制・仕組み上の弊害を断固取り除いた。今年上半期、われわれは外国投資ネガティブリストの改訂作業を完成させ、参入前内国民待遇+ネガティブリストの管理制度を全面的に実行に移す。
第三に、知的財産権保護を強化する。われわれは今年、国家知識産権局を改編し、法執行を強化する整備を行い、法律違反のコストを大幅に高め、法律の抑止力が十分に発揮されるようにする。われわれは中国における外資企業の合法的な知的財産権を保護する。
第四に、輸入を積極的に拡大する。今年、われわれは自動車の輸入関税を大幅に下げ、その他の一部商品に対しても関税を下げる方針。特色と優位性のある商品の輸入を増やし、WTOの「政府調達協定」加入へのプロセスを加速する。われわれは、先進国が正常で合理的なハイテク製品の貿易に関して人為的な制限を廃止し、中国へ同類商品の輸入規制を緩和するよう望んでいる。今年11月、われわれは上海で第1回中国国際輸入博覧会を開催する。これは中国が積極的に市場を開放する重要政策の公表と行動であり、各国の友人の参加を歓迎する。
習近平主席はまた、上述の対外開放に関する重大措置をできるだけ早く実行に移し、開放の成果が早いうちに中国の企業と人民に福祉をもたらし、世界各国の企業と人民にも福祉をもたらすよう努力すると強調した。
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