【新華社北京4月9日】20世紀50年代以降、アジア各国は自身の努力により、経済と社会の発展において顕著な成果を得、世界と地域における影響力は日に日に高まっていった。特にこの2、30年間、アジア経済全体は急速に発展し、東アジア経済は急成長を実現、世間が注目する「東アジアの奇跡」を創造し、今世紀で最も経済成長の活力ある地域となった。アジアは20世紀末に金融危機による大きな痛手を負ったが、自身の調整と改革によって、経済は急速に回復した。
アジアの国と地域はAPEC(アジア太平洋経済協力)やPECC(太平洋経済協力会議)などの国際会議に加盟している。しかし、アジア全体にとって、本当の意味でアジア人が主導し、アジアの利益と観点から出発し、アジアの問題だけを話し合い、アジア各国間やアジア各国と世界のその他地域との間の交流と協力を増進するフォーラム組織は不足していた。そこで1998年9月、日本の細川護熙元首相、フィリピンのラモス元大統領、オーストラリアのホーク元首相が、「アジアフォーラム」構想を提唱し、関係各国から承認を得た。
こうして、同フォーラム発足大会が2001年2月26、27日に、中国海南省のボアオで開催された。前述のラモス氏、ホーク氏に加え、日本の中曽根康弘元首相、カザフスタンのテレシチェンコ元首相、モンゴルのオチルバト元大統領など26か国の首脳経験者が出席した。また、当時の中国の江沢民国家主席、マレーシアのマハティール首相、ネパールのビクラム前国王、ベトナムのグエン・マイン・カム副首相などが特別ゲストとして出席し、重要な講演を行った。この大会で、同フォーラムの発足を正式に宣言し、「ボアオ・アジアフォーラム宣言」、「ボアオ・アジアフォーラム規則指導原則」などの規範文書が可決された。大会は大きな成功を収め、国際社会から広く注目を集めた。
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