【新華社シンガポール３月３０日】中国のオンライン決済サービス大手の「ＷｅＣｈａｔＰａｙ」は２６日、シンガポールでプロモーション・イベントを開催し、現地の企業に同社の各種アプリケーションとサービス内容を紹介した。同社はシンガポールを訪れる中国人の便宜を図るため、シンガポールの電子決済会社と提携を行う。
今回のイベントには主に観光業関連の小売業やレストラン、交通業界の関係者２５０名以上が参加した。ＷｅＣｈａｔＰａｙはイベントに先立ちシンガポールの電子決済システム大手Ｎｅｔｗｏｒｋ Ｆｏｒ Ｅｌｅｃｔｒｏｎｉｃ Ｔｒａｎｓｆｅｒｓ （Ｓｉｎｇａｐｏｒｅ） Ｐｔｅ Ｌｔｄ（ＮＥＴＳ）と共同記者会見を行い、両社のこれまでの提携内容を発表した。
ＮＥＴＳのジェフリー・ゴー最高経営責任者（ＣＥＯ）は、同社が昨年１０月に微信支付と提携覚書を締結し、提携の第一歩としてシンガポールを訪れる中国人向けにＷｅＣｈａｔＰａｙでＮＥＴＳの２次元バーコードをスキャンして決済を行うこと仕組みを導入したことを明らかにした。両社は現在、シンガポール最大のタクシー会社コンフォートデルグロのタクシーでこの決済方式の試験運用を行っている。両社はまた、シンガポールのＮＥＴＳユーザーが、中国でＷｅＣｈａｔＰａｙの２次元バーコードをスキャンして決済を行えるようにすることも検討している。
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