【新華社ベトナム・ダナン11月10日】ベトナムのダナンで開催中のアジア太平洋経済協力(APEC)CEOサミットに出席している代表者は9日、中国の提唱する「一帯一路(シルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロード)」構想が沿線国家や地域の経済成長を有効に推進し、グローバル経済回復のために新たな原動力をもたらすとの見解を示した。
サミットの「グローバル貿易の新たな境界」対話会に出席した香港特別行政区の林鄭月娥行政長官は、各経済体がコネクティビティの面で成長できるなら、「一帯一路」沿線国家や地域に巨大な経済発展のチャンスをもたらすだけでなく、その他の国や地域も利益を共有できるだろうと話した。
同じく対話会に出席したペルーのペドロ・パブロ・クチンスキ大統領は、「一帯一路」構想は参加国・地域のインフラ、特に鉄道輸送網の発展を大きく向上させるだろうと述べた。同大統領は、「一帯一路」の建設推進にともなって、全世界で鉄道輸送復興のブームが起きるだろうと予測している。
米フェデックスのアジア太平洋地域社長であるディビッド・L・カニングハムJr.氏は、インフラ建設にとってもグローバル貿易の促進にとっても、「一帯一路」は非常に優れた構想であり、フェデックスは「一帯一路」構想の確固とした支持者、積極的な参加者であると述べた。
米フリーポート・マクモランのリチャード・アドカーソン社長兼CEOは、「一帯一路」建設の進捗に強い関心を持っている理由として、この構想が全世界でより多くのインフラ建設のニーズを生み出し、世界の銅へのニーズを刺激して、グローバル経済成長をけん引するからだと話した。
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