【新華社北京11月9日】米ワシントン州ワナッチー (Wenatchee)郊外の山の斜面にある果樹園では、10数人の作業員が垂れ下がった枝からりんごをもぎ取り、トラックに積み込んでいた。これらのリンゴが高度にオートメーション化された加工工場で洗浄・選別・包装され、およそ2週間後に電子商取引(イー・コマース)大手の「天猫」を通じて中国の消費者の手元まで届けられることになっている。
地理的条件や天候に恵まれたワナッチーが果物栽培に非常に適していることも、米国の「リンゴの故郷」(Apple Capital) と称される要因となっている。
この果樹園を所有するオーウェル・フルーツカンパニー(Orwell Fruit Company)は数年前に「天猫」と提携してから、中国が当社のリンゴとサクランボを輸出する主な海外市場の一つとなっている。今年のさくらんぼの最盛期には、専用飛行機で中国へ運ばれた12万ポンド(約5万4000キロ)のレーニアチェリーが、「天猫」でわずか1日半で売り切れ状態となってしまった。
オーウェル社はワシントンリンゴ協会に所属する1260のメンバー団体・機関のうちの一つだ。メンバーの中には、リンゴ園経営者もいれば、加工・包装工場や輸送の関連業者もいる。同協会は2013年に「天猫」と提携して以来、「天猫」でのリンゴ販売量が年平均で100%を上回る成長率を保っている。2015年の中国最大の販促イベント 「 双十一」(独身の日)の開催中には、24時間でワシントン州産のガラリンゴ100万個が販売されたという。
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