【新華社北京11月8日】「技術とモデルの革新を利用すれば、金融はさらに包容的に変わり、さらに各方面に恩恵を及ぼし、さらに温度を持ち、それによって中小企業・零細企業の持続可能で質のある革新的成長を助けることができる。」個人向け小規模融資を手掛ける宜信公司の創始者兼最高経営責任者(CEO)である唐寧氏は7日、ベトナム中部の都市ダナンで新華社記者のインタビューでこのように話した。
唐寧氏によると、中小・零細企業は主に2種類に分けられる。一つは、次世代のグーグル、又はマイクロソフトとなり、規模を百倍も千倍も増やすことができるごく少数の企業で、社会と経済の成長を大きく推進し、非常に大きな牽引効果を持ち、特にエンジェル投資と資本市場が彼らに資金と提携パートナーなどの面で支援する必要がある。もう一つは、「永遠に楽しい」中小・零細企業だ。彼らが一つ目に分類される企業に必ずなれるわけではないが、社会の重要な構成部分であり、相当の雇用と革新をもたらすことができ、インクルーシブファイナンスの支援が必要となる。
唐寧氏は、インクルーシブファイナンスは3つのステップに分けられるとの認識を示した。最初に、中小企業・零細企業にとって差し迫って必要な資金問題を解決し、担保を必要とする伝統的な資金調達モデルを、デジタル化資産に基づき信用評価を行うモデルに改め、金融機関と個人の資金を迅速に中小・零細企業に行き渡らせることを助ける。次に、中小・零細企業の金融商品を使用する能力の引き上げを支援し、ビッグデータを用いて企業の決済統合、資産運用などの面での需要を満たし、彼らが財産のグローバル化配置を実現することを助ける。最後に、中小・零細企業の戦略決定を助け、技術とモデルの革新で持続可能な成長を実現する。
唐寧氏は、中国はフィンテック分野の成長で独自の特色を持ち、世界にも認められていると考えている。中国の金融システムは信用調査や理念などの分野で相当長い道を歩まなければならないが、西側先進国はすでに50年間の道を歩んでおり、中国は今技術とモデルの革新を通し、15年、又はさらに短い期間でより安定してその道を走り終え、前者を追い越す「オーバーテイク」を実現することができる。
唐寧氏は、中国は今全く新しい時代にあり、今の中国の企業に対する要求はもはや数ではなく質、技術含有量、革新能力だと述べた。「今回のアジア太平洋経済協力(APEC)経済首脳サミットに多くの中国の企業家が参加していることは、経験を学び、高度な転換を行うことを希望しているということだ。」
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