新華網国連9月21日(記者/劉晨、馬建国)米国のトランプ大統領は19日、国連総会の一般討論で演説を行い、朝鮮とイランを非難すると共に、「米国第一」主義について語った。
これはトランプ大統領の国連総会における初演説であり、演説時間は40分を超えた。トランプ大統領は発言の中で朝鮮を非難し、朝鮮の核兵器と弾道ミサイルは全世界に対する脅威であると称した。「もし米国が自らや同盟諸国を防衛するしかない状況になれば、我々は朝鮮を完全に破壊するしか選択の余地はない」と述べると同時に、米国は朝鮮半島の情勢がそこまで悪化することは望まないとも表明した。
トランプ大統領はまた、イランが核問題の全面的な合意をいまだに遵守していないとして非難し、これまで米国が交わした合意のうち「最悪で最も一方的な取引」だと評し、米国はイランの核兵器開発に「援護を提供」するような合意を遵守することはできないと述べた。
トランプ大統領はさらに、「米国第一」主義についても語り、米国は他の国家に「得をさせる」ことはせず、米国にとって見返りのない取引は受け入れないと述べ、「私が大統領である限り、米国の利益を最優先させる」とも語った。
国連のグテレス事務総長はトランプ大統領の演説の前に、政治的な手段を通して朝鮮半島の核問題を解決しなければならないと述べていた。
トランプ大統領の演説は多くの参加者の疑念を引き起こした。スウェーデンのワルストローム外相はトランプ大統領の演説の後、「あの場所であの時に、あの聴衆を前に、あのような演説をすべきではなかった」と述べた。
(新華社より)
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