2017年1月17日に海峡(福州)パンダ研究交流センターで撮影されたジァイアントパンダの「巴斯(バス)」。(資料写真)
9月13日の午前8時50分、ジァイアントパンダのスター「巴斯(バス)」が福州市で死亡した。巴斯は1980年生まれ。1990年に北京で開催されたアジア競技大会のマスコット盼盼 (パンパン)のモデルに選ばれてから「春晩」(春節を祝うための中国の国民的年越し番組で、日本の紅白歌合戦に相当する)に登場し、有名なスターになった。その後1984年に福州に「移住」し、そこに落ち着いた。巴斯は今年37歳と高齢で、人間の年齢に換算すると100歳を超えていたとされる。
海峡(福州)パンダ研究交流センターの研究部のマネージァー・徐素慧高級獣医師は、「今年の6月から、巴斯の健康状態がしだいに悪化していきました。関連の医療専門家や飼育チームが昼夜をいとわず巴斯の世話や治療をしましたが、最終的には高齢による老衰や肝硬変、腎不全などが原因で死亡しました。」と述べている。