新華網メキシコシティー9月13日(記者/劉敏)ハリケーン「イルマ(Irma)」は8月31日、大西洋上で熱帯性暴風雨からハリケーンへと発達した後、カリブ海沿いに北上し、カリブ海のほぼすべての島々を直撃した後、米国南部に到達した。最高風速は時速360キロメートルに達した。ハリケーンが直撃した地域は、猛烈な暴風雨に襲われ、洪水被害が発生し、少なくとも38人が死亡した。カリブ海の島々では甚大な被害が生じている。
「イルマ」が最初に上陸したアンティグア・バーブーダでは、約95%の家屋が破壊され、島での居住はほぼ不可能だ。セントマーチン島の空港と港はほぼ麻痺状態となった。
プエルトリコでは、首都サンフアンへのハリケーン直撃はなかったものの、ハリケーン上陸地域では激しい雨が降り、風速は時速295キロメートルに達し、100万人以上が停電の被害に遭った。
ドミニカでは、複数の空港で60便以上が欠航し、大雨と高波により観光スポットのプンタ・カナも大きな被害を受けた。
ハリケーン「イルマ」は8日にキューバ中部に上陸し、その後北西へ移動した。9日と10日にはキューバの首都ハバナ市内で大規模な停電が発生した。キューバでは現時点で、ハリケーンにより少なくとも10人が死亡している。
(新華社より)
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