新華網南京9月11日(記者/蒋芳)第16回「歴史認識と東アジアの平和」フォーラムで10日、『未来をひらく歴史―東アジア三国の近現代史』)、『新しい東アジアの近現代史』の出版に続き、中日韓共同歴史編纂委員会が共同歴史教材の第3回編纂業務に着手していることが明らかになった。見解の相違や争点に焦点を当て編集仕事を展開する。
近年、日本の教科書では「南京大虐殺」についての歴史が急速に「失われて」いる。日本の歴史学者、笠原十九司氏によると、現在これについての歴史は教科書の中で減少し続け、完全に削除してしまっている教科書さえあるという。
共同歴史教材の第3回編纂業務は2015年に正式に始まり、2020年に編纂を完了する予定で、現在進度は半分を過ぎ、順調に進んでいるという。編纂に参加している中国社会科学院近代史研究所の研究者、李細珠氏は、新教材の立脚点についてはすでに共同認識が達成されており、「重点は3カ国間の歴史認識の見解の相違と、目下社会で争点になっている歴史問題に焦点を定めて対応することだ。」と述べた。中日韓共同歴史編纂委員会の上山由里香編集委員は、「今回の任務では、これまでの課題と成果を基礎とし、各国の歴史教育実践と密接に結合した内容を書き上げ、歴史教育の実践に適した教材を作りあげる。」と述べた。
(新華社より)
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