アリババグループの馬雲(ジャック・マー)取締役会長が10日、無錫で開かれている2017世界モノのインターネット(IoT)サミットで発言し、「小売業で起きた変革に続き、次の革命は『新しい製造』を中心に発生するだろう。今後は、メイドインチャイナやメイドインUSAにとって代わり、メイドインインターネットになり、すべてがインターネットで製造されるようになる」と予測しました。
未来の製造業の様子について馬雲会長は、「生産加工は規模化、生産ラインおよびコンテナに頼るという従来のやり方を改め、個性化、カスタムオーダーがいっそう進み、ビジネスモデルもB2C(企業が個人消費者を対象にして行う電子商取引)ではなく、C2B(消費者から企業へ販売する取引関係)に変わるだろう」と示唆しました。
「製造業の本質は純粋な製造業ではなく、サービス業である。如何に製造力とデザイン力を凝らして、サービスを製品とする能力を高めるかは、すべてのIT企業にとって考えなければならない課題だ」と述べました。
馬雲会長はさらに「IoTや人工知能(AI)の発展によって、新しい製造は社会の変革を促すことになる。真の未来はIoT、クラウドコンピューティング、ビッグデータの3者を合わせてできたものだ」と新しい製造業及び社会発展のビジョンを示しました。
(中国国際放送局)
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