新華網北京8月23日(記者/楊徳洪)北京師範大学BRICS協力センターの王磊主任はこのほど、新華社記者の独占インタビューに応じ、「黄金の10年」の発展を経て、BRICS諸国の協力は世界の経済成長とグローバルガバナンス改革において重要な影響力を発揮し、グローバルガバナンスシステムの改善を推進してきたとの見方を示した。
同主任は、世界の政治経済の構造調整と大規模な変革の背景の下、中国、ロシア、ブラジル、インド、南アフリカが相互協力を強化し、発展途上国の共同発展を推進して、BRICS協力メカニズムが順調に始動し、協力がより深まり、より実際的になることを保証していると述べた。
同主任は、BRICS協力メカニズムの下、各加盟国は経済貿易の実務協力を推進し、貿易往来は急速に増加し、貿易の相補性もさらに向上したと指摘。国際通貨基金(IMF)と世界銀行などの機関の改革を推進すると同時に、BRICS諸国は新開発銀行などの金融機関を設立して、新しい規則と理念を提起し、世界の既存金融体系にとって有益な補足を行ったと評価した。
同時に、世界の気候変動、ネットワークの安全と管理、テロ対策、世界発展などのグローバルガバナンスに関する多くの議題についても、BRICS諸国は共に新興経済体と発展途上国としての声を上げている。
同主任はさらに次のように語った。BRICSの各加盟国はいずれもそれぞれが属する地域における新興経済国の代表であり、国際社会において重要な役割を発揮している。BRICS諸国のうちの2つの世界的大国として、中国とロシアはBRICS諸国の1期目の「黄金の10年」における協力成功の重要な力となり、両国はBRICS協力の提唱者であるだけでなく、積極的な推進者でもある。
同主任は、BRICS協力メカニズムはすでに、世界の重大な事柄に対する中国とロシア両国のコミュニケーションと調整の新しいプラットフォーム、さらには両国がより緊密な経済貿易協力を展開する新たな枠組ともなっていて、中国とロシアの全面的な戦略的協力パートナーシップの内在的要素を豊富にしているとの見方を示し、中国とロシア両国の協力は、BRICS諸国の将来的な発展、特に次の「黄金の10年」形成にとって、非常に重要であると述べた。
(新華社より)
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