英国と欧州連合(EU)は現地時間17日午前、ブリュッセルの欧州委員会本部で、英国のEU離脱に向けた2回目の交渉を開始しました。4日間に渡る交渉で、双方はイギリスが未払いのままのEU分担金の清算や、イギリスとEU諸国双方の市民の権利の保障、そして北アイルランドの国境管理といった中心的な議題をめぐって協議します。
今回行われる協議は実質的な交渉として注目されており、特に、争議をなくして中心的な議題において進展できるかどうかに最も関心が集まっています。
中心的な議題においてイギリス・EU双方の意見の不一致が深まっているため、今回の交渉は難航する見込みです。また、EU内部では立場が一致する方向に進んでおり、交渉態度は強硬なものになることが予想されます。
一方、英国内部では、ハード・ブレグジット(強硬な離脱)か、ソフト・ブレクジット(柔軟離脱)かの論争が止まず、英国交渉団にとって大きな妨げになるだろうというのが、世論の見方です。
(中国国際放送局)
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