米国メディアによると、レオナルド・ダ・ヴィンチの『モナ・リザ』展示エリアは非常に混雑するが、この名画を展示する美術館は世界一来場者が多い博物館ではなくなった。
米CNNのサイトが6月22日に伝えたところによると、4年連続で世界一来場者が多い博物館に選ばれたルーヴル美術館が、テーマ・エンターテインメント協会(TEA)とAECOMが発表した「博物館指数報告2016」の来場者ランキングで3位に順位を落とした。パリのこの有名な美術館は開始わずか5年のランキングで初めて北京の中国国家博物館に抜かれた。また、ワシントンの国立航空宇宙博物館も2位につけ、ルーヴル美術館を追い抜いた。
上位3カ所の来場者数は700万人を超えている。中国国家博物館は755万人、国立航空宇宙博物館は750万人、ルーヴル美術館は740万人。
同報告によると、2016年の博物館トップ20の来場者数はこれまでの最多人数より100万人多く、1億800万人に達した。
しかし、ルーヴル美術館の来場者は15%減少。これは、景気と政治面の要因によりパリを訪れる観光客が減少しているためとみられる。
同じくパリにあるポンピドゥー センターはやや改善され、来場者は2015年より6%増加し、330万人で20位にランクイン。オルセー美術館はトップ20から外れた。
2016年にロンドンにオープンしたテート・モダンは増築により来場者は約24%増加し、トップ10入りを果たした。
1位の中国国家博物館の来場者数は3.6%増加。報告は、人口規模、入場料無料、北京の観光地に近いなどが増加につながったとみている。
(チャイナネット)
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