新華網ベルリン6月23日(記者/張毅栄)「私たちは最大限の努力をして、2頭のジャイアントパンダに家に戻って来たように過ごしてもらわなければなりません。」ベルリン動物園のアンドレアス・クニーリーム園長は21日、新華社記者のインタビューに応じた際、このように語った。
6月24日にベルリン動物園は中国のジャイアントパンダ、「夢夢(メンメン)」と「嬌慶(チアオチン)」を迎える。これによりジャイアントパンダが5年ぶりにドイツに戻って来ることになる。
中国政府はかつて1980年にパンダのペア「天天」と「宝宝」を国礼としてドイツ連邦に贈っており、このパンダのペアは1844年にオープンしたベルリン動物園で暮らしていた。メスのパンダ「天天」は1984年に病死し、オスのパンダ「宝宝」は2012年に34歳の高齢で死ぬまでそこで暮らし、大往生を遂げている。1995年には別のメスのジャイアントパンダが中国からベルリン動物園に貸与されたが、2007年に死んだ。
クニーリーム園長は、それ以来、ベルリン動物園はずっと貸与の形で、ジャイアントパンダをもう一度ドイツへ呼びたいと望んできたと述べ、「早くも2014年には正式に申請を始めていました。」と語った。
両国政府は2015年10月、ジャイアントパンダの研究を共同で実施することで合意に達し、ジャイアントパンダをドイツに呼ぶための後続的な準備作業がそれに伴って展開された。
ベルリン動物園はまた「夢夢」と「嬌慶」のために面積約5500平方メートル、建造費約1000万ユーロ(約7625万人民元)の「パンダ園」を新たに建設した。第二次世界大戦中に破壊された園内にある古い建物の「中国亭」(中国建築様式のあずまや)も再建され、ジャイアントパンダの新しい住みかと隣り合っている。「これらを新築したのは、2頭のジャイアントパンダに十分な活動スペースを与える一方で、その際に押し掛けた観光客をもてなすためでもあります。」
今年は中独両国の国交樹立45周年にあたる。クニーリーム園長は、「この特別な時期に、ドイツ全土で唯一パンダを迎えることのできる動物園に再びなれることに対し、我たちはとても光栄に感じ、誇りに思っています。」と語っている。
(新華社より)
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