特別行政区政府はより積極的に実績を作る
今後5年間の特別行政区政府の施政目標やそれに対する本人の期待について話が及ぶと、林鄭月娥氏は、「豊富な政治経験で、自分が行政長官選挙の際に提起した理念に従い、香港を活気に満ちた国の都市にすることができるよう努力する」との見方を示した。
「私が香港の未来に望んでいるのは、極めて高い生活満足感が得られる場所を香港市民に提供し、青年に各人の長所を活かせるチャンスを与え、中年の方々が安心して仕事や生活ができ、年配の方々が老後を安らかに送れるようにすることです。」林鄭月娥氏は、「これらの目標を達成するには、特別行政区政府が次の3方面の仕事に優先的に力を入れて取り組んでいく必要がある。」と語った。
まずは土地住宅政策。香港の不動産価格が高く、住宅購入が難しいという問題を解決する。次に教育。より多くの資金を投じて十分な数の人材を育て、香港の今後の発展を支えるようにする。第三、香港の経済構造をより多様化させ、伝統産業を強固なものとし、また向上させて、クリエイティブテクノロジー産業やクリエイティブ産業を開拓する。
これまでの20年を振り返り、林鄭月娥氏は、「香港の経済発展と国家の発展は切り離すことができない。国家発展のどの段階にも、香港は国家発展という大きな背景のもとで自らの経済成長点を探し出してきた。」とみなしている。
林鄭月娥氏は、「ですから、習主席が『一帯一路』(シルクロード経済ベルト、21世紀海上シルクロード)構想を提案してから、私たちもその中から香港の新たな経済成長点を探し出せるよう望んでいます。」と述べ、「香港はこれまで国家の改革開放の恩恵を受け、国際金融の中心、水上輸送の中心、貿易・物流の中心になることができた。今後は『一帯一路』構築の中で、香港はより大きなチャンスを持つだろう。」と語った。(記事の取材参与者:李雪姣)
(新華社より)
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