新華網東京6月20日(記者/華義)日本のある最新の研究結果は、成長期にエサを十分咀嚼しなかった実験用マウスの脳神経細胞が発育が不完全で、学習や記憶の能力が相対的に低いことを示している。
東京医科歯科大学の研究グループが実験用マウスの発育期(生後3週間)から、約3ヶ月間続けて2組の実験用マウスに形の異なる同じエサを与えた。ひと組には固形のエサ、もうひと組には粉末状のエサを与え、その後それらの脳機能の違いについて比較した。その結果、粉末状のエサを食べた実験用マウスの顎の骨や筋肉は発育が悪く、空間学習や記憶力などが相対的に劣っていたことが分かった。
これまでにも咀嚼回数が比較的多いことが小学生の学習や高齢者の認知障害の予防に役立つと伝えた研究報告書があり、この研究結果は脳神経細胞のレベルから、咀嚼と大脳との間の機能的な繋がりを解釈している。
(新華社より)
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