中国地質大学(北京)が8日発表した情報によると、中国とカナダ、米国の科学者チームは、琥珀の中からひな鳥を初めて発見した。中国地質大学(北京)の■立達准教授(■は刑のへんにおおざと)、中国科学院古脊椎動物・古人類研究所の外国籍研究員の鄒晶梅氏、中国科学院動物研究所の白明副研究員、カナダ・ロイヤルサスカチュワンミュージアムのライアン教授らが共同研究した。論文は世界的に有名な地質学研究誌「ゴンドワナ・リサーチ」に掲載された。
チームは2016年に世界で初めて、琥珀の中から古代鳥類の羽と非鳥類の恐竜の内容物を発見した。■教授は「我々は2015年により状態のいい古代鳥類琥珀を複数発見していた。骨格の3D再現に大量の時間と精力を費やしたが、非常に驚くべき結果が得られた。研究によると、今回発表された標本はエナンティオルニス類のひな鳥で、生まれて数週間の骨と羽毛の特徴をとどめている」と説明した。