新華網パキスタン・グワダール港5月8日 中国赤十字会が建設を支援した「中国・パキスタン博愛医療救護センター」が7日、中国・パキスタン経済回廊の最南端にあるグワダール港で完成した。これは中国赤十字会が「一帯一路」建設に参与するにあたり、又一つ重要な措置となる。
知られるところによると中国・パキスタン急護走廊は中国赤十字会が発起人となって提案した赤十字と「一帯一路」を同時進行するモデルプロジェクトで、その目的は赤十字組織の災害時の救援、人道的救助における重要で独特な作用を発揮し、民生ニーズと公共安全の必要性に立脚し、中国・パキスタン経済回廊に沿って救護ステーション、救護人員、救急車、緊急対応システムで構成される救護施設を設置することだ。
グワダール港博愛医療救護センターは、中国・パキスタン急護回廊の初の救護施設で、中国・パキスタン急護回廊全体の起点でもある。今後の一時期にかけて、中国赤十字会はパキスタン赤新月会と共同で、中国・パキスタン経済回廊沿線に救護施設を段階的に建設する。また、中国新疆喀什(カシュガル)に中国・パキスタン急護回廊・救急指揮調整センターを建設し、最終的に経済回廊を突き抜ける緊急救護、医療サービス供給ベルトを形成し、「一帯一路」の建設に助力する方針を示した。
新設のグワダール港救急センターは計1,000万元人民元が投資され、中国赤十字基金会・シルクロード博愛基金が資金援助する初の中国・パキスタン急護回廊プロジェクトになる。中国赤十字会はさらに、医療チームを派遣してパキスタン側の医療救護人員と共同で急護センターに常駐し、当地の民衆と同港で勤務する中国企業の職員に医療救護サービスを提供する。
(新華社より)
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