新華網ワシントン4月21日(記者/江宇娟、高攀)米国連邦準備制度理事会(FRB)のフィッシャー副議長は19日、FRBは継続して段階的に金利を引き上げる方針で、海外経済は金利引き上げによって生じる拡散効果に対応する能力があると表明した。
フィッシャー副議長は同日、国際通貨基金(IMF)が実施した関係イベントで、FRBが段階的に金利を引き上げるプロセスは、米国経済の継続的な拡張にプラスになると同時に、 海外経済に対する拡散リスクを抑制すると説明した。
フィッシャー副議長はまた、次のように指摘した。FRBがこの4カ月間に行った2度の金利引き上げに対する市場の反応は良好で、一部の原因は市場でFRBが米国経済を確信していると判断されたことによる。もう一つの重要な原因は、今年の世界経済の成長予測がやや改善されたことだ。欧州の失業率は着実に低下し、インフレ率は徐々に回復している。中国経済は穏健な成長を遂げ、人民元の為替レートの安定に有益であると同時に、その他の新興市場経済体をもサポートしている。
フィッシャー副議長はさらに、今年は米国経済と海外経済状況が好転し、たとえ世界の通貨政策が分散しても、海外経済はFRBの金利引き上げによって生じる拡散効果に対応する能力があると述べた。
(新華社より)
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