中国信息通信研究院産業・計画研究所が最近発表した「2016微信(Wechat)の社会经済への影響力研究」によると、微信はますます勢力を伸ばしており、情報、文学、動画、音楽、ゲームなどのコンテンツが日に日に充実している。そして、ユーザーのパケットの使用量が増え、パケット消費の潜在力が掘り起こされ、16年、ユーザーが微信の利用に使ったパケット料金は前年同期比26.6%増の1587億元(約2兆5392億円)に達し、業界のパケット消費の3分の1を占めた。中国新聞網が報じた。
16年12月の時点で、微信の中国国内外のアクティブユーザー数は8億8900万人に達した。調査によると、16年、微信のユーザーの平均連絡先数は194件で、2年前の約2.4倍になった。約3分の2の携帯ユーザーが最もよく使うアプリは微信で、ユーザーの50%以上が1日当たり微信を1.5時間以上使っている。
同報告の試算では、微信は16年、社会全体に前年同期比26.2%増となる1743億元(約2兆7888億円)の経済効果をもたらし、16年の中国の情報消費全体の4.54%を占めた。パケット消費とコンテンツ・サービスの消費がメインとなっている。微信の公式アカウントプラットフォームの情報消費の規模は、前年同期比20.4%増の56億3000万元(約900億円)だった。
報告によると、情報消費の他、微信には多彩なプラットフォーム、機能、コンテンツがあり、映画・ドラマとのリンク、飲食・遊び情報、タクシー呼び出し、列車・飛行機のチケット購入、ホテル・旅行の予約などの場面で利用できる。そして、ユーザーの消費習慣やスタイルを変え、従来の消費のニーズを開拓し、消費のクオリティを向上させた。生活、娯楽、交通などの面で、微信は2732億元(約4兆3712億円)の経済効果をもたらしたと試算されている。
(人民網日本語版)
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