新華網北京4月5日(記者/陳煒偉、于佳欣)中国国務院はこのほど、遼寧、浙江、河南、湖北、重慶、四川、陝西の7つの自由貿易試験区について、正式に意見を添えて認可した。自由貿易試験区の範囲拡大は、より多くの改革開放の「試験田」の形成、高水準の対外開放の経験の蓄積を意味するだけでなく、世界に全方位的に開放していく中国の鮮明な姿勢をより明確化し、中国の開放の新しいスタイルをはっきりと示している。
開放によって改革を促進し、開放によって発展を推進することは中国が発展の新しい成果を絶えず取得するための重要な秘策と言える。自由貿易試験区の設立は、中国共産党中央委員会と国務院が新情勢のもとで改革を全面的に深化し、対外開放を拡大するための戦略的措置だ。
自由貿易試験区が上海に初めて設立されてから3年余りに、上海、広東、天津、福建の4つの自由貿易試験区はネガティブリスト管理、貿易の利便化、金融の開放と刷新、事中・事後の監督管理などに尽力し、複製と普及が可能な対外開放の「制度の高地」を形成してきた。全体を見ると、自由貿易試験区のビジネス環境は国内外の投資家から歓迎されている。
新設された7つの自由貿易試験区は、数量がさらに増加しただけでなく、範囲も沿海から内陸部に延伸している。7つの自由貿易試験区は各自に特色と重点分野があるが、開放の高地を形成することは依然として共通する核心的な重要課題になる。また、開放型経済の新体制、内陸開放型の経済発展の新モデルの構築、法治化、国際化、利便化されたビジネス環境の創設、「一帯一路」構想への取り組みなどは改革モデル区の重要なカギを握る。
世界と中国の発展に向けて実践は、開放から進歩し、閉鎖によって立ち遅れることが立証されている。「あなたの中に私がいて、私の中にあなたがいる」というグローバル経済の構図において、開放しながら発展させることを堅持する中国は、まさに前代未聞のスタイルで世界と抱擁する。中国の自由貿易試験区などから着手する開放発展戦略は、「中国の開放の大きな扉は永遠に閉ざされることなく、ますます大きく開かれる。」という一つの明確なシグナルを世界に発信している。中国の改革開放への施策は、グローバル経済のためにより多くのポジティブエネルギーを放出し、世界経済が低成長の苦境から脱するために力強いエネルギーを注入する。
(新華社より)
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