「第1回日本軍『慰安婦』博物館会議」が1日、東京で開かれ、日本、韓国、中国、米国などの慰安婦問題の資料を展示する博物館や市民団体の代表者約200人が集まった。参加者は「被害女性の記憶を継承し、戦争のない、女性の人権が守られる平和な世界のため連携して活動する」との宣言文を読み上げた。
「女たちの戦争と平和資料館」(東京)の池田恵理子館長は会議で、「日本政府は終始、慰安婦犯罪に対する法的責任を認めることを拒否し、歴史の改竄(ざん)を試み、忘れさせようとしている」とし、「私たちはそのような暴虐を根絶するために団結して声を上げなければならない」と語った。
中国江蘇省南京市にあるアジア最大で保存状態が最も良い慰安所跡「南京利済巷慰安所旧址陳列館」の蘇智良館長は「博物館は都市と民族が時空を越えて歴史の記憶を強めるための空間。旧日本軍が慰安婦に対して行った人権侵害の悪行を紹介する、専用の展示場所を設け、責任を追求し、教訓を汲み取らなければならない」と述べた。
フィリピンの元慰安婦支援団体「リラ・ピリピナス」のレチルダ・エクストレマドゥーラ代表は「日本政府は私たちが声を上げるのを阻止することはできない。すべての被害者が亡くなったとしても、次の世代は依然としてその歴史を知ることができる」と語った。
さらに、会議には、多くの慰安婦被害者から手紙や映像を通じて声が寄せられた。
(人民網日本語版)
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